食品業界がばらまく「社会毒」~牛乳、人工甘味料、ダイエット食品は危険 (2)

近頃は砂糖に代わり、果糖(フルクトース)や人工甘味料の使用も増えてきている。果糖は果物の中に含まれる糖分だが、食後血糖値を上昇させない甘味料の成分として知られている。しかし最近、果糖の取りすぎは肥満や脂肪肝の原因になると警告を促す臨床研究が相次いでいる。

「もしも100年前の人々のように野菜や果物からだけフルクトースを得るならば、野菜や果物では繊維やビタミン、ミネラル、酵素、有益な植物栄養素と一緒になっているため、繊維が糖の吸収をゆっくりにしてくれるので、それほどの危険はありません」(同書)

しかし、現代では「食品や飲料の製造に使われている甘味料の55%はコーンを原料としており、アメリカのカロリー源のナンバーワンは、HFCS(高フルクトース・コーンシロップ)の形態です。日本でも(略)多くの人が体重を落とそうとして頼りにしている低脂肪ダイエット食品には往々にしてフルクトースが大量に入っていますが、そうした加工食品では繊維が除去されているため糖分が吸収されやすく、非常に健康に害があるのです」(同書)




●人工甘味料が引き起こす深刻な健康被害

人工甘味料でいえば、その筆頭は「アスパルテーム」「スクラロース」だろう。アスパルテームは砂糖の200倍の甘味があることから注目されたが、インスリンとレプチンの値を上昇させ、「肥満、糖尿病ほか、今日蔓延している多くの慢性病の要因」となるのだ。さらにアスパルテームにとって代わっているのが、砂糖の600倍の甘味があるスクラロースだ。

「(スクラロースは砂糖のようには)体内で炭水化物として消化・吸収されないのでカロリーはゼロであるうえ、飲料品では味を良くし、保存性を高め、乳製品では乳酸菌に影響を受けず、甘味が保たれるといった具合に、まさに万能の添加物なのです」(同書)

しかし内海医師はスクラロースを「甘いものにさらに毒を追加した不健康な物質」とし、動物実験では「成長の遅れ、赤血球の減少、甲状腺の働きの衰え、マグネシウムとリンの欠乏、肝臓・脳の肥大、肝臓細胞異常、卵巣収縮、白内障の可能性が高まる」といった結果が指摘されているのだという。

何より驚くべきは、日本の消費者庁の審査が必要な「特定保健用食品(トクホ)」であるトクホコーラにもアスパルテームが含まれているのだ。トクホの問題は「『人々を不健康にする』機関が、欺瞞丸出しで世界を破壊・支配してきた、その枝葉の話にすぎません」(同書)。

「社会毒」はパン、ファミレスなどのおかわり自由のコーヒー、ミネラルウォーター、オリーブオイル……といった食品にも含まれている。“健康”というイメージのウラで、万能の添加物で莫大な利益を上げる食品業界は次々に「社会毒」をつくり出す。

現在、日本では、メニューの表示偽装問題が取りざたされている。日本のメディアは「食の安全」を錦の御旗のように掲げて、表示偽装を謝罪する企業には容赦のないヒステリックな取材攻勢をかけるが、より本質的な「社会毒」の問題に迫らなければ、「食の安全」の表面的な問題をなぞっているにすぎないのではないか。

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