予防医療としての歯医者 (2)

歯磨きだけでは、予防は不可能です!

歯周病菌は、バイオウイルスといって、酵素を嫌い歯周ポケットの奥に潜みます。故に、私が使ってる極細の歯ブラシでさえ、その歯周ポケットには届かないのです。(どんなブラシでも同様です。)なので、私の結論からいうと、年に3回は歯医者に行って、総チェックをしてもらうこと、歯垢や歯石を除去してもらうことを提言する。
定期的なクリーニングをほどこし、日々のケアをしっかりしておくと、少なくとも歯周病の細菌は減る。
アメリカでは、歯のクリーニング、デンタルチェックは習慣になっている。美容院にいくような感覚です。
子供たちは、食後、デンタルフロスでマウスケアをすることになっている。
小さい頃から、歯と歯の間まで、気を使って綺麗にする習慣がついているのです。意識が違うのです。何故、日本人は、高級ブランドや高級自動車にお金をかけるのに、歯に時間とお金をかけないのでしょうか?
そして、虫歯の元になる甘いもの(チョコレート、飴、ジュース、スィーツ)を食べているのだろうか?それは、日本人が何も学んでいないのです。
デンタルケアのスウェーデンやフィンランドでは、1970年、予防歯科を国家プロジェクトとして立ち上げました。3ヶ月に一回、オランダでも6ヶ月に一回歯垢除去を無料で受けることができる。
このアメリカの例と、スウェーデン、フィンランドの件は、多いに我々日本人にとって役に立つ。日本にも、この制度を導入することを、ここに日本政府に提言する!
・一年間に使う歯ブラシの本数の違い
日本 3本、韓国 8本、ドイツ 18本、スウェーデン 12本
日本人は、一年間に3本歯ブラシを交換している。ところで、どれくらい歯ブラシには菌が付着しているか、知っているだろうか?1000000個もの菌が付着していると、イギリスのマンチェスター大学の研究者は報告しています。
※ デンタルフロスとは、歯の間の歯垢を清掃する細い糸のことを言います。
歯周病を放置すれば、全身に菌がまわる
歯周病になり、歯茎が腫れてくると、歯を支える土台がなくなり歯根がやせてくる。そして、歯がグラグラになるのだ。腫れた歯周ポケットからは、歯周溝侵出液が流れ出し、これを歯周病菌がエサとして繁殖する。この状態を放置すると、ある日、ポロリと歯が抜ける。
それだけではなく、ぐらぐらの歯で食事を行うと、歯周ポケット内の歯周病菌は、歯茎の毛細血管から体内に侵入し、血液によって全身を駆け回るのです。
歯や口は、消化器官の一部としての役割だけでなく体全体とつながっているという認識をもつことが重要です。
これが、全身に大きな悪影響を及ぼすのです。
本来は、そんな有害細菌が血中に現れると、白血球が即座に撃退してくれるが、手におえないほどの有害細菌が血中に現れたら全身へとまわることになる。
プラークの中の細菌によって引き起こされるであろう病気
心内膜炎、心臓血管障害、誤嚥性肺炎、菌血症、肺血症、糖尿病、早産、低体重児出産など
フィンランドで発表された例によると、脳内動脈瘤破裂を起こした患者の患部から、歯周病菌や各種の口腔内細菌が見つかったのである。
心筋梗塞を起こした患者の冠動脈内に生じた血栓からも、歯周病菌が出てきたという。このことは、非常に恐ろしい。
※歯周溝侵出液とは、歯肉溝から分泌される液体のことです。

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