稲田防衛大臣辞任へ 日報問題で引責


稲田朋美防衛相は27日、閣僚を辞任する意向を固めた。

南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、防衛省トップとして混乱を招いた責任を取る。
特別防衛監察結果の28日の公表に合わせて辞任を表明するとともに、安倍晋三首相に辞表を提出するとみられる。防衛相ポストは8月3日にも実施する内閣改造まで首相か閣僚が兼務する方向。黒江哲郎事務次官、岡部俊哉陸上幕僚長の事務方、陸自両トップも辞任する。政府関係者が明らかにした。
内閣支持率下落が続く中、安倍政権へさらなる打撃となるのは必至。民進党などは首相の任命責任を追及する。

これまでの稲田朋美の不祥事、問題行動言動をまとめてみた。

■自衛隊日報隠ぺい問題

PKO部隊の日報を巡って「廃棄済み」とした陸上自衛隊にデータが残っていたことが3月に判明。
稲田朋美は隠ぺいを支持したことはない、今後自衛隊の隠ぺい体質の改善へ意欲を示していたが、12月の始めに陸上自衛隊は「廃棄済みだ」ということで防衛省は不開示の決定をしたのですが、12月の下旬に統合幕僚幹部に電子データで保管されていたことが分かり、今年2月に公開、3月には陸上自衛隊内部にもデータが残っていたことが分かった。そして稲田自身、2月に陸上自衛隊保管の非公表方針を了承していたことが政府関係者の証言で明らかになった。

■稲田朋美氏の食事リスト 総計276万円

政治家という職を使って、食事に一年で276万円以上を使っていたことが明らかになった問題。 http://timepatroller.com/government/post-106

■「防衛大臣、自衛隊としてお願いしたい」

東京・練馬駐屯地近くで6月27日に開かれた自民党の都議選立候補者の集会で、「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」と応援演説した。
自衛隊法で制限されている、選挙権の行使以外の政治行為を自衛隊員に呼びかけたと受け取られるほか、公務員が地位を利用して特定の候補者を応援する行為を禁ずる公職選挙法にも違反する疑いが指摘された。27日夜、発言を撤回して謝罪した。

■「グッドルッキング」発言

アジア・太平洋各国の防衛担当閣僚らが集まるシンガポールで6月3日に開かれた「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」で、オーストラリアとフランスの国防大臣と一緒に壇上に上がった際、「私たち3人には共通点がある。同世代。そして全員がグッドルッキング(美しい)」と発言した。
公の場で容姿の良し悪しに言及したことで物議を醸した。

■森友学園問題

国有地の売却をめぐって問題になった森友学園(大阪市)との関係を3月13日、国会で問われ、当時学園理事長だった籠池泰典氏夫妻から「法律相談を受けたことはない」「裁判を行なったこともない」などと答弁した。
14日になって、民事訴訟で学園の代理人弁護士として出廷していたことが判明し、それまでの発言を撤回、謝罪した。

■南スーダンPKO日報問題

南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加した陸上自衛隊が、派遣先の様子について「戦闘」という言葉を使って日報に記載していた問題で、2月21日の国会で「(『戦闘』という)憲法9条上の問題になる言葉を使うべきでないから、『武力衝突』という言葉を使っている」と答弁した。
自衛隊の派遣を憲法違反にしないために言い換えていると問題視された。

■靖国参拝

2016年12月29日、靖国神社を参拝。安倍晋三首相がアメリカのオバマ大統領(当時)と真珠湾を訪ね、両国の「和解」と不戦の誓いを示した翌日のことで、野党側から外交への影響を懸念する声が上がった。

■白紙領収書問題

他の国会議員の政治資金パーティーに出席した際、白紙の領収書を受け取り、金額をあとから自らの事務所で記入していたことが2016年10月6日、明らかになった。政治資金規制法は金額や日付、目的が記載された領収書を受け取るよう定めている。

■「核保有」検討発言

2011年の雑誌「正論」の対談で、「長期的には日本独自の核保有を単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」と発言。2016年8月3日の防衛相就任会見で、「現時点で核保有を検討すべきではない」と述べたが、将来の核保有を否定しなかった。

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